2020.2.x から 2020.3.x への移行¶
概要¶
2020.2.x から 2020.3.x への移行について注意点をまとめています。
bin/sora daemon に変更する¶
bin/sora start
は廃止されましたsystemd で
bin/sora foreground
を使用している場合は変更不要です
機能的な変更はなくコマンド名を変更しただけです。
録画フォルダ構成の変更¶
今までは sora.confg
の archive_dir
で指定したフォルダにファイルが作られていましたが、
今回から recording_id
でディレクトリが作成されるようになりました。
録画フォルダ構成が大きく変更しました
ウェブフックのファイルパスを利用して録画ファイルを操作している人は特に変更は不要です
直接録画フォルダをそれ以外の仕組みで操作している人は変更に注意してください
単一録画ファイルと単一録画メタデータファイルに
archive-
がプレフィックスでつくようになりました録画レポートファイルに
report-
がプレフィックスでつくようになりました
フォルダ構成の詳細は 単一録画ファイル出力 をご確認ください。
sora.conf で時間単位の指定¶
時間関連の設定は明示的に単位を指定するようにしました。以下の 3 つの設定には単位が必要になりました。
webhook_response_timeout = 5 s
default_forwarding_pli_interval = 30000 ms
connection_created_wait_timeout = 30 s
単位の詳細については 単位指定 をご確認ください
サイマルキャストの quality を rid に変更¶
quality
を指定していたChangeSimulcastQuality API
は非推奨になったためRequestRtpStream API
をご利用くださいサイマルキャストを利用される場合は Sora JS SDK 2020.5 以降を利用してください
allow_client_id_assignment をデフォルト true に変更¶
クライアントの接続時や認証成功時の払い出し時に client_id
を指定可能になる機能をデフォルトで有効にしました。
2021 年 6 月にこの設定は廃止され、常に client_id
が指定可能になります。
重要
クライアント接続時に client_id
を指定しない場合は認証ウェブフックに client_id
が含まれなくなりました。
今までは指定しない場合は任所ウェブフックの client_id
に null
が入ってきていました
もし client_id をユニークな値として利用している場合は allow_client_id_assignment
を false
にする事をおすすめしますが、
ユニークな値としては connection_id
の利用をお勧めします。
spotlight_legacy を デフォルト false に変更¶
sora.conf
の spotlight_legacy
をデフォルト false
に変更しました。
もしスポットライトレガシー機能を利用している場合は spotlight_legacy = true
を設定してください。